レストラン豆知識

アフガニスタンのデザート

フィルニは、牛乳にカルダモンやローズウォーターなどを加え、 コンスターチでとろみを付けた優しい味のプディング。 砕いたピスタチオやアーモンドで飾り付けをします。

アメリカのデザート

ミシシッピー・マッド・パイは砕け易いチョコレートの生地にチョコレート・カスタードのフィリングが詰められたケーキ。密度の濃いパイ生地がミシシッピ川の土手ににていることから名付けられました。

アルゼンチンのデザート

アルファホーレスは牛乳をキャラメルの様に煮て作るドゥルセ・デ・レチェと呼ばれる甘いミルクジャムをクッキーに挟み、外側をチョコレートでコーティングしたり、ココナッツをまぶしたりした甘いデザート。

ベルギーのデザート

ベルギーといえばチョコレート。これを抜きにしてベルギーの食文化を語ることはできません。そして、その繊細な甘味と抜群の相性なのが、日本でも一世を風靡したワッフル。ワッフルにも2種類あって、レストランやカフェでよく出てくるのはブリュッセル・ワッフル。中身がソフトで甘味が少なく、大きめなのが特徴で、チョコレートのほか、フルーツや生クリームなどをたっぷりのせてサーブされます。一方、中に入った砂糖の粒が入った、サックリ歯ごたえのリエージュ・ワッフルは、ベルギーの屋台などで見かけるカジュアルタイプなワッフルです。

クロアチアのデザート

ケスティン・ピレは栗のピューレーにホイップクリームをかけて食べる甘さ控えめで優しい味のデザート。10月から12月にかけて食べられる定番。

ブラジルのデザート

太陽の恵みをうけて多彩な果物が育つブラジルでは、オレンジ、リンゴ、パイナップルなどの果実を細かく刻んで盛り合わせたEnsalada de frutas(エンサラダ・デ・フルータス)など、デザートもフルーツをふんだんに使ったのものが主流です。

イギリスのデザート

イギリスの伝統デザートで今も老若男女に好まれているのがトライフルです。作り方は簡単でいて、いたって自由。トライフルという名前のごとく、有り合わせのものを使って作れる気軽さも人気の秘密でしょうか。スポンジ、シロップ、崩したゼリー、カスタードクリーム、生クリームを交互にのせていき、最後に盛りつけをします。イングリッシュティーをお供に。

フィンランドのデザート

ケーキ替わりに、コーヒーのお供に、プッラはフィンランドでは定番の菓子パン。お砂糖、ミルク、小麦粉で作る生地にカルダモン(ショウズク)の香りが効いているのが特徴です。

フランスのデザート

その1
クレープやタルトなど美味しいデザートがいっぱいのフランス。その中でもフランス人が食後によく食べるのがフロマージュと呼ばれるチーズの盛合せ。チーズというとワインと楽しむオードブルという印象が強いけれど、食後にチーズを食べながらメインの余韻に酔いしれるというのが本場のフランス流なのです。

その2
ブランマンジェは、直訳すると白い食べ物という意味ですが、アーモンド風味のミルクに砂糖を混ぜ、ゼラチンを加え冷やして 固めたお菓子。
その3
スポンジ生地の中にババロアや生クリームを入れたデザートシャルロット。シャルロットは貴婦人がかぶるひだ飾りの付いた 帽子の事で、形が似ている事で名付けられた。
その4
ショコラはチョコレートと同じで、カカオを主原料としたお菓子や飲み物の事。
その5
クラフティはリムーザン地方リモージュのお菓子で、タルト生地の中に果物(主にチェリー)と卵、牛乳、生クリームを 加えて焼き上げた素朴な菓子。
その6
クリーム・ブリュレは卵黄、生クリーム、砂糖、バニラをよく混ぜて作ったクリームの上に、ブラウンシュガーをかけ、焦がしたもの。
その7
フォンダンは溶けてトロトロになったという意味で、砂糖に水や香料を加え、温めて泡立て、さらに冷やして固めた砂糖菓子。
その8
ガトーは小麦粉を主材料として、卵、砂糖、バターなどを加えて、オーブンで焼き上げた菓子の総称。
その9
グラースは氷の意味ですが、アイスクリーム、シャーベットの総称として使われる。
その10
パルフェは泡立てた生クリーム、卵などを型に入れて凍らせた氷菓。
その11
クグロフはアルザス地方の伝統菓子。クグロフと呼ばれる型にスライスしたアーモンドや乾燥葡萄をいれて焼き上げるパウンドケーキ。

ドイツのデザート

幾重にもかさなった焼き色が年輪のようなお菓子バウムクーヘン。バームは「木」、クーヘンは「お菓子」を意味します。日本ではその年輪のような形状から、長寿や繁栄をイメージするものとし、結婚式やお祝いの贈り物としてよく用いられます。

ギリシャのデザート

ファヌロピタは聖ファヌリオスにちなんで作られたスパイス・ケーキ。薄力粉にナッツ、スパイス、シナモン等を混ぜて作る。バターや卵を使用しないため、食事制限中に教会で作られることもあります。

インドのデザート

その1
インドのデザートは全体的にミルクやヨーグルトなどを使ったものが多くあります。中でも最も人気があるのは、ミルクを煮詰め、カシューナッツ、ココナッツミルクの風味を加えた濃厚なアイスクリーム、クルフィー。マンゴーやピスタチオ味もおいしい。
その2
ラスマライは牛乳を長時間火にかけて作るパニールと呼ばれるモッツァレッラのようなチーズをシロップ、牛乳か練乳で煮て食べるデザート。

イタリアのデザート

その1
なぜか大ブームを巻き起こしたティラミスやパンナコッタ以外にも種類豊富なイタリアン・デザート。その中でも、色とりどりのフルーツやアーモンドを入れたシチリア出身のCassata(カッサータ)は、見た目も楽しいイタリア代表菓子のひとつ。これも本場では、ちょっと強めの甘味とリキュールのコンビネーションが特徴です。

その2
ティラミス同様、チーズを上手に利用したデザートもイタリアならではのお菓子。その中でも大きなラビオリにペコリーノチーズを詰めてフライし、蜂蜜をかけて食されるパイの一種Seadas(セアダス)は有名。シチリアとならぶイタリアの大きな島のひとつサルデーニァの名物で、ワインにもよく合います。

その3

パンナコッタと同様、イタリアでは定番デザートのボネ。 アマレットとココアパウダーから作る、 ちょっと大人向きのプリンです。

韓国のデザート

パッピンズ(かき氷)は、日本と同様に夏の風物詩的デザート。パッが、小豆で、ピンスはかき氷という意味なので、そのまま訳せば氷あずきですが、いろいろな種類のパッピンズがあります。シロップではなく果物そのままが大胆に盛られていたり、アイスクリームが山盛りに盛られていたりして、あくまでも氷が主役の日本のそれより豪快なのが特徴です。

メキシコのデザート

その1
メキシコのデザートは、かなり甘いのが特徴。スペインから発祥し、今では中南米で広く食べられているアロス・コン・レチェArroz con lecheはメキシコで広く親しまれているデザートの一つで、米をミルク、砂糖、シナモンで煮たもの。要はお米のミルク煮ということになりますが、レストランでいただくアロス・コン・レチェは、シナモンの香りが漂うライスプディングといった甘美な味わいです。


その2

トレス・レチェスはスペイン語で”3種類のミルク”という意味の通り、練乳、生クリーム、ミルクをたっぷり染み込ませたスポンジに生クリームを乗せた、しっとりしたケーキ。

ニュージーランドのデザート

ふわっふわのメレンゲに生クリームをフルーツをたっぷり添えたパブロバは人気のニュージーランドデザート。トッピングのフルーツやソースは家庭によってそれぞれ。

ペルーのデザート

マサモラ・モラーダはのとうもろこしのジュースをゼリーにしたデザートです。 ポリフェノールがたっぷりで美容にも良いそう。 ライス・プリンと一緒に食べる事も多いです。

フィリピンのデザート

タホは作り立ての新鮮で柔らかいお豆腐に、 黒糖のシロップやタピオカを混ぜて食べます。 デザートとしてだけでなく、朝食としても人気です。

ポルトガルのデザート

カステラの原型とも言われるパンデローは卵の黄身をたっぷり使った焼き菓子です。しっかり火を通して、スポンジケーキのように食す事もありますが、ポルトガルではわざと生焼けにしてカスタード状のプリンの様に楽しむ地方もあります。

南アフリカのデザート

マルヴァ・プディングは アプリコット・ジャムをたっぷり染み込ませた温かいスポンジケーキ。 甘みが強く、プリンのような食感です。 カスタードクリームや、アイスクリームと一緒に食べます

スペインのデザート

その1
「幸福を呼ぶお菓子」という別名をもつポルボロンはスペインの伝統的なクリスマス菓子。日本の落雁 (らくがん)のようなくずれやすい食感が特徴で懐かしい味わいです。口に入れてからくずれないうちに「ポルボロン」と3回唱えることができたら幸せになれると云われています。

その2
卵黄と牛乳にオレンジの皮、シナモンが入ったスペインのプリン、クレマカタラーナ。 食べる直前に砂糖をまぶし、クリームの表面をキャラメル状にします。 フランスのクレームブリュレに似たデザートです。

タイのデザート

タイ料理はピリッと辛味がきいているだけに、デザートはココナッツミルクをたっぷり使った、舌の休まる甘〜いものが主流。甘く煮たもち米にココナッツミルクをかけ、タイならではのフレッシュなマンゴーを添えたKhao Niao Mamuang(カオニャオ・マムアン)などは、最もポピュラーなデザートのひとつです。

チュニジアのデザート

ズグーグーは 何度も洗い、ろ過をして得た松の種子から作るプリンです。 松独特の香りがクセになる、珍しいデザートです。 砕いたアーモンドや松の実で飾るのが特徴です。

トルコのデザート

紀元前より受け継がれるトルコの代表的なスイーツであるバクラヴァ。薄いパイ生地にバターとピスタチオ、アーモンドやクルミなどの粉状のナッツをのせたものを何層にも重ねて焼いたペストリーの一種。甘く濃厚でコーヒーとの相性ばっちり。

ベトナムのデザート

フランス植民地時代の影響で東洋と西洋が程よく交じり合った食文化をもつベトナム。プリンはどこの国でも人気ですが、ベトナム風プリン、banh flan(バインフラン)は、甘過ぎなくて日本人の口にもよく合う美味しさで、カンテンとココナッツミルクのシェイク、チェーとならんで最もポピュラーなデザートのひとつ。深くローストされた豆で煎れた濃厚な味のベトナムコーヒーにもよく合います。


ベトナムのフルーツ
ドランフルーツゴ(タンロン)
見た目は派手だが、みずみずしくさっぱりした味。白い果肉に黒いゴマの様な種。
  ジャックフルーツ (チャイミット)
甘味が強く、独特の香りを持つ。
  カスタードアップル (マンカウンター)
ゴツゴツした見た目だが、触ると柔らかい。口当たりはザラッとしていて甘い。ジュースとしてよく飲まれる。
  ミルクフルーツ (ヴーサァ)
実を揉んでから、半分に切ってスプーンですくって食べる。ミルクのような白い液体がしみ出ている。
  マンゴスチン (チャイマンクッ)
赤く厚い皮の中に、甘酸っぱい真っ白な実が入っている。
果物の女王ともいわれている。
  ウォーターアップル (チャイマン/チャイロイ)
庶民的なフルーツ。みずみずしく、酸味が強い。
  チューインガムノキ(サクチェ)
柿のような、他にはない奥深い味わい。

コーヒー豆の種類

ブラジル・サントス(ブラジル産)
酸味と苦味のバランスが良く、香りも高い。ブレンドのベースとしてよく利用される。
コロンビア(コロンビア産)
特有の酸味とまろやかなコクがあり、甘い香り。
キリマンジャロ(タンザニア産)
強い酸味と甘い香り、コクも甘味もあり優れた品です。 ブレンドに使うと深みのある味になる。
アルトゥーラ(メキシコ産)
香りや酸味が豊かで、バランスが取れている。
グアテマラ(グアテマラ産)
上品な酸味と甘い香りに、独特の芳醇な風味があります。
クリスタル・マウンテン(キューバ産)
香りが高く、適度な酸味と苦味があります。
モカ(エチオピア産)
まろやかな酸味とコクがあり、独特の香り。
マンデリン(インドネシア産)
香りが強くコクのある苦味、甘味も豊か。 上品な風味があります。
ハワイ・コナ(ハワイ産)
しっかりとした酸味とコクがあり、甘い香り。
ブルーマウンテン(ジャマイカ産)
酸味、甘味、苦味がよく調和され、豊かな 風味。最高級とされている。
ケニア(ケニア産)
酸味とコク、上品な香りがあります。
ロブスタ(アイボリーコースト産)
苦味が強く、特異な香り。