セントラルパークの歴史 -- The History of Central Park --

◎19世紀の始め、ニューヨークのマンハッタンにはすでにおよそ6万人が住んでいましたが、後半になると人口はさらに50万人にも膨れ上がっていきました。1844年、人口がニュー ヨークを敷きつめる前に都市公園建設の重要性を唱えたのは、ジャーナリスト、ウィリアム・カレン・ブライアントです。著名な建築家アンドリュー・ジャクソン・ダウニングと共に呼びかけ、政治的な力が功を奏して建設が実現することになりました。デザインコンペでたくさんの候補者の中から選ばれたのは、建築家のフレドリック・ロー・オルムステッド、カルヴァート・ヴォーです。

◎セントラルパーク建設が着手されるのは1857年からですが、建築家達を待ち受けていたのはこの地域の悪条件の土壌。岩、泥、沼などが多く、開拓するのは至難の技で、一部の土はニュージャージーから運ばれました。20年近くにもおよぶ大工事を経て、1873年にセントラルパークはようやく完成しました。その後、ロングアイランドの公園や道路建設に功績を残したロバート・モーゼスが担当になった1934年頃からニューディール政策の資金や個人の寄付金を集めて、芝生の整備、彫刻の設置、リクリエーション・スペース、野球場、ハンドボール・コートなどが建設され、公園らしく整えられていきました。ロバート・モーゼスが離任すると、セントラルパークは手を施されることはなくなり、荒廃してしまいますが、60年代から現在も毎夏恒例行事として名高いメトロポリタン・オペラやシェイクスピア・イン・パークなどが行なわれ、セントラルパークは活気を再び取り戻していきました。1980年には、公園の修復と保全を目的としてセントラルパーク管理委員会が創設され、現在でもセントラルパークの保全活動を行なっています。

◎1985年10月にはジョン・レノンの記念碑として楽曲から名付けられたストロベリー・フィールズが設置。2005年にはクリスト&ジャンヌ=クロードの期間限定現代アートであるザ・ゲートが展示されました。7500本ものオレンジの布がかかったゲートが設置されたセントラルパークには世界中からアートファンや観光客が集まりました。2005年に公開された映画マダガスカルの影響でセントラルパーク動物園は海外からの観光客も以前にも増して多く訪れています。
    1. ベスセダ噴水

    Bethesda Fountain


  • 円形広場の中心に天使像と噴水があり、公園のランドマークとなっています。

    2. ザ・シープ・メドウ

    The Sheep Meadow


    昔は羊が放牧されていた、春、秋に解放された芝生。

    3. ストロベリー・フィールズ

    Strawberry Fields


  • オノ・ヨーコがデザインしたジョン・レノンのメモリアルで、涙のしずく形のモニュメント中央にImagineと刻まれています。

    4. デラコート・シアター

    Delacorte Theater


  • 夏の風物詩Shakespeare in the Parkというイベントが行なわれる野外劇場。

    5. ベルベデーレ城

    Belvedere Castle


  • セントラルパークを眺望できます。スコットランドの古城がモデル。
    6. ザ・リザーバー

    The Reservoir

    (ジャックリーン・ケネディ・オナシス貯水池

    Jacqueline Kennedy Onassis Reservoir)


  • ジャックリーン・ケネディ・オナシスがよくジョギングをしていたことから名付けられた貯水地。

    7. セントラルパーク動物園

    Central Park Zoo


    小規模ですが、5番街にも近く、気軽に立ち寄る事ができる動物園。

    8. ウォールマン・メモリアル・リンク

    Wollman Memorial Rink


  • 冬はアイススケート場として賑わいます。マンハッタンの景色に囲まれながらスケートが楽しめます。

    9. コンサバートリー・ガーデン

    Conservatory Garden


    セントラルパークの北東にある噴水。フランス様式とイギリス様式が併用されています。

    10. ロブ・ボートハウス・カフェ

    Loeb Boathouse Cafe


  • 貸しボート施設の隣にあるおしゃれなカフェテリア。(夏期は屋外のデッキで食事が楽しめます)

    11. ザ・カルーセル

    The Carousel


  • ニューヨーク市に残るアンティークのメリーゴーランド。