スパ豆知識

マッサージの種類

Korean massage 韓国式マッサージ
特殊なタオルで全身をこすり新陳代謝を促進しながら垢を落とす『垢擦り』と、蒸し風呂の『汗蒸幕(ハンジュンマク)』が特徴。 汗蒸幕は体を温め、血行を良くし内臓の機能を活発にさせる働きがあります。

Lomilomi (Hawaiian massage) ロミロミ (ハワイアンマッサージ)
オイルを使用し、手の平や肘など腕全体を使ってリズミカルな動きで全身の筋肉のこりをほぐし血液の循環を促進させます。

Shiatsu 指圧
日本発祥のマッサージ。手や指のみを用いて体のツボに『圧』を加えることにより、内臓機能の改善や身体の歪みを矯正、 自然治癒力を活性化させます。

Taiwan massage 台湾式マッサージ
リフレクソロジー(足つぼ)が主流で、足の裏にある反射区と呼ばれるポイントを手技で刺激し、全身の臓器や器官に自律神経を 通じて刺激し、血流を良くさせ老廃物の排出を促します。その他、足踏みでボディマッサージをするなどの特徴があります。

Swedish massage スウェディッシュマッサージ
少ないオイルを使用し、筋繊維を痛めることなく筋肉に効果的な刺激を与えることで筋の緊張を緩め、静脈とリンパの流れを促します。毒素や老廃物の除去を助け、肌に潤いを与えるなどの効果があります。

Thai massage タイ古式マッサージ
アーユルベーダを取り込んでいるので、マッサージの間にヨガと同じ体位をさせられるのが特徴。 マッサージとストレッチングをし、血液とリンパ液の流れをスムーズにさせます。

スパの語源

ラテン語で「潤い」を表すspagaleから由来すると言われています。 スパの習慣は、メソポタミア、エジプト、ギリシャおよびローマ文明の時代から、オスマ ン帝国、日本、そして西欧にいたるまで、何千年にも渡って実践されてきました。ニューヨーク近郊のマサチューセッツや ニュージャージーにもいくつか温泉気分を味わえるお勧めのスポットがあります。週末に少し足を伸ばしてリラックスしてみては。

スパ用語

Ayurveda アーユルヴェーダ
古代からインドに伝わる伝統的な民間伝承療法の体系。栄養療法、ハーブ療法、アロマセラピー、マッサージ、瞑想などを組み入れた様々な技法を用いて身体の組織を完全にバランスのとれた状態に戻すことを目指します。

Colonic 結腸洗浄(コロニック)
結腸内に溜まった不純物を流し出し、毒素が血中に戻るのを防ぐため、結腸全体を水で集中的に洗浄すること。

Endermologie エンダーモロジー
セルライトの出現を削減すると言われているフランス式マッサージ。

Eyebrow threading アイブロウ・スレッディング
中東やアジアで始まった、木綿糸を使って不要な毛を根元から抜くためのムダ毛処理方法。

アメリカのネイル用語集

日本とは異なるアメリカのネイル用語。ネイルサロンに出掛ける際は必読です。

Acrylic Nail アクリルネイル
パウダーとリキッドを混ぜたアクリル製の人工爪に装飾を施します。日本ではスカルプチャーと呼ばれています。

Chip Overlay チップオーバーレイ
まずは自爪の上に付け爪(チップ)を付けます。その上にアクリルネイルやジェルなどの人工爪を重ね、長さや形を整えます。

LED GEL/UV GEL LEDジェル/UVジェル
紫外線で硬化するアクリル樹脂の人工爪に装飾を施します。日本ではジェルネイルと呼ばれています。

Manicure/Pedicure マニキュア/ペディキュア
手指に色を塗るのがマニキュア、足指に色を塗るのがペディキュアです。

Silk Wrap シルクラップ
シルクやファイバーグラスでできたシートで自爪を覆い、その上からマニキュアやアクリル、ジェルを施します。自爪の補強として近年、人気です。

アロマの話

人が健康であるためには、フィジカルな面だけではなく、心と身体両方のバランスがとれているべきだというホリスティックな 考え方が注目を浴びているこの頃、さまざまなオルターナティブ療法が見直されています。そんな中でも今回紹介する アロマテラピーは、経済的にも気軽に、そして誰もが簡単に日常生活に取り入れられるもの。 いい香りを楽しむリラックスタイムを確保して、都会のストレスから解放されましょう!

アロマテラピーとは?
香りを使って心身の健康を増進することを目的とするアロマテラピー。香りそのものが実際に身体の欠陥や病気を治癒すると医学的に証明されているわけではありませんが、香りによってもたらされる精神的な安堵が生活の質を向上することは明らかで、それにより体の痛みや不快を和らげるケースがあるという報告もされています。 また、食欲を増進したり快眠を促したりと、忙しい都会生活で起きる歪みを補正してトータルな健康作りに一役買ってくれる優れものです。

アロマテラピーの歴史
大昔からインドや中国、エジプトなどではさまざまなハーブやスパイスを使って香水やお香を作ってきたことはよく知られています。それらは装飾的な意味だけでなく、医療的、宗教的な意味を合わせ持ち、現在のアロマテラピーの起源を見ることができます。けれど、今で言うアロマテラピーという概念とその言葉が使われるようになったのは今世紀になってから。1930年代にフランスの化学者がラベンダーオイルに火傷を癒す効果があることを発見して以来、アロマテラピーは多くの研究者のテーマとなっています。アメリカではようやく1980年代に、自然治癒法と いうものが見直され始めてから注目を浴びるようになりました。カリ フォルニアは特にその研究がさかんで、医療的な効果があるとして実践するテラピストも多くいますが、実際には科学的に裏づけのないのが現状です。

アロマテラピー実践法
ギフトショップなどでは匂い付きのキャンドルやポプリなどがアロマテラピー商品として売られていますが、純粋な療法はハーブから抽出したエッセンシャル・オイルを使用するもの。もちろん資格を持つアロマテラピストに相談することも可能ですが、ここでは自分で簡単にできるいくつかの方法を紹介しましょう。

1) 蒸気吸引
沸騰した水をボールに入れエッセンシャル・オイルを4、5滴たらし、顔にタオルをあてて(目を開けないように)深く息を吸い込みます。この方法は、風邪やインフルエンザで、呼吸が不快な時に効果があるとされています。

2) マッサージ
スイート・アーモンドやココナッツ、ホホバなどのベースになるオイル1オンスに25滴ほどのエッセンシャル・オイルを混ぜてマッサージをします。オイルによってはアレルギー反応が起こる 場合もあるので、事前に必ずテストを。薄めたオイル (エッセンシャル・オイルをそのまま皮膚に塗るのは厳禁)を肘の裏側に塗り24時間置いて反応を見ます。

3) 空気拡散
水に数滴たらしたものを容器に入れスプレーします。神経を落ち着かせたり、呼吸をスムーズにするとも言われていますが、ともかく空気を新鮮にすることは確かです。少量のウォッカやアルコールを混ぜておけば長持ちします。

4) 入浴
浴槽の中に5、6滴たらし、よく混ぜてから入浴します。オイルの量を調節することによりフット・バスやハンド・バスにも応用可能。

5) そのほか
枕や靴箱、ゴミ箱、洗濯かごなどに数滴たらしておくと効果的。また、多くのオイルは駆虫剤としても効果があるので、ティシュー・ペーパーなどに染み込ませて戸口や窓の近くに置いておきましょう。

さまざまなエッセンシャル・オイル
Anise アニス
・透明
・カンゾウ特有の、 まったり甘い香り
・気管支炎、風邪、筋肉痛、リウマチなど

Cedarwood シダーウッド(杉)
・透明
・爽やかな木の香り、 バルサム
・ニキビ、関節炎、皮膚病、 虫よけなど

Chamomile カモミール
・灰色、蒼白色
・甘くフルーティ
・膿瘍、アレルギー、 切り傷、皮膚病、 不眠症、吐き気、 PMS、捻挫、過労など

Cinnamon シナモン
・黄金、茶色
・ペッパー、土の匂い、 スパイシーでかすかに 木の香り
・便秘、疲労、低血圧、 シラミ、リウマチ、 かさぶたなど

Cypress 檜
・黄白色
・すがすがしい常緑樹の香り
・汗かき症、痔、脂性、リウマチ、月経過多など

Geranium ゼラニウム
・透明
・爽やかな花の香り、 甘くフルーティ
・ニキビ、脂肪沈着、 シラミ、更年期障害、 脂性など

Lavender ラベンダー
・黄味を帯びた透明
・甘く爽やかな花の香り、フルーティ
・ニキビ、アレルギー、火傷、 打撲、鬱病、皮膚病、 月経不順、頭痛、高血圧、 虫刺され、虫よけ、脂性、
リウマチ、捻挫、めまい、 百日咳など

Lemongrass レモングラス
・黄色
・すがすがしいレモン、土の香り
・ニキビ、汗かき症、虫よけ、筋肉痛、脂性、ストレスなど

Peppermint ペパーミント
・黄味を帯びた透明
・スペアミントより強い ミントの香り
・腹痛、過労、熱、筋肉痛、 吐き気、車酔いなど

Rosemary ローズマリー
・透明
・爽やかな草、 かすかに薬草
・筋肉痛、関節炎、 過労、痛風、脱毛症、 血行促進など

Sandalwood サンダルウッド
・黄味を帯びた透明
・甘く豊かな芳香、花と木
・気管支炎、乾燥肌、鬱病、 傷跡、ストレスなど

Tea Tree ティーツリー
・黄味を帯びた透明
・爽やかな土、薬草
・ニキビ、ばい菌による 感染、風邪、切り傷、 虫刺され、尿道炎、 水虫、いぼなど

Thyme タイム
・赤茶色
・すがすがしい薬草の香り
・関節炎、風邪、切り傷、皮膚病、シラミ、のどの痛み、脱毛症など

Yarrow ヤロウ
・紺色
・強烈な木、草の匂い
・熱、ヘアケア、痔、高血圧、不眠症、傷跡など

Ylang Ylang イランイラン
・黄味がかった透明
・繊細で甘い花の芳香
・鬱病、不感症、高血圧、動悸、ストレスなど

キャリアオイルの基礎知識
キャリアオイルとは
マッサージオイルを作るときにベースとなる植物油のこと。アロマオイルの濃度を薄める目的以外にも、アロマオイルが肌の奥深くに浸透するのを助ける効果があります。
主なキャリアオイルの特徴
Apricot Kernel Oil アプリコットカーネルオイル
ビタミンやミネラル、オレイン酸などが多く含まれています。肌理が細かく、すべりが良いため、フェイスマッサージによく利用されます。
Grape seed oil グレープシードオイル
リノール酸やビタミンEが豊富。さっぱりとしていてのびが良いのが特徴。また比較的安価ということもあって、ボディーマッサージによく利用されてます。
Jojoba oil ホホバオイル
化学構造が人の皮膚の油性分泌物と似ているため、お肌に浸透しやすく、且つ、サラッとしていて、べたつきにくいのが特徴です。
Macadamia Nuts Oil マカデミアナッツオイル
ビタミンに加え、人間の皮脂成分に近いパルミトレイ酸を豊富に含んでいるため、とても浸透性が高いのが特徴です。アンチエイジング効果も期待できます。
Rose hip seed oil ローズヒップオイル
リノール酸やリノレン酸を豊富に含んでいます。割としっとりとした質感なため、特に成熟肌・乾燥肌に適しています。
Sweet Almond Oil スイートアーモンドオイル
ビタミンやミネラル、オレイン酸などを多く含んでいます。最もポピュラーな品種で、サロンなどでも頻繁に利用されています。

オススメ・アロママッサージのレシピ紹介
ニキビ対処
・ベースになる植物オイル (アプリコット・カーネルなど)…30ml
・ラベンダーのエッセンシャル・オイル…12ドロップ
・ティー・ツリーのエッセンシャル・オイル…7ドロップ
・ゼラニウムのエッセンシャル・オイル…1ドロップ
顔や首、背中に少量ぬります。 目や口、鼻の穴、耳の穴は避けましょう。

入浴剤
・スイート・アーモンド・オイル…大さじ1杯
・カモミールのエッセンシャル・オイル…2ドロップ
・ラベンダーのエッセンシャル・オイル…3ドロップ
まずエッセンシャル・オイルを混ぜておき、使う直前に アーモンド・オイルに加えます。入浴する前によく混ぜること。

ハンド・ローション
・無香料のココアバター・ローション…60ml
・ラベンダーのエッセンシャル・オイル…10ドロップ
乾燥肌に効果的ですが、 毎日のケアにも使用可。

化粧水
・ウォッカ…250ml
・ウィッチ・ヘイゼル (ドラッグストアで簡単に手に入る)…8オンス
・アロエ・ヴェラ・ジェル…小さじ1杯(オプショナル)
・好みのエッセンシャル・オイル…20~30ドロップ
ゼラニウムやラベンダー、ティー・ツリーなどが適していますが、自分に合った物を見つけていくのも楽しみの ひとつ。

不眠解消
ベースになるオイル
・(アプリコット・カーネル、スイート・アーモンドなど)…15ml
・バーガモットのエッセンシャル・オイル…12ドロップ
・ラベンダーのエッセンシャル・オイル…3ドロップ
・檜のエッセンシャル・オイル…3ドロップ
材料をよく混ぜ合わせ、寝る直前に数滴を耳の後ろから あごのラインにかけてぬります。

靴の消臭
・コーンスターチ…大さじ6杯
・ベーキングソーダ…大さじ2杯半
・ティー・ツリーのエッセンシャル・オイル…18ドロップ
・ローズマリーのエッセンシャル・オイル…21ドロップ
・レモンのエッセンシャル・オイル…7ドロップ
・クローブのエッセンシャル・オイル…6ドロップ
最初にコーンスターチとベーキングソーダを混ぜておきます。
そこにエッセンシャル・オイルをたらし、パウダー状になるまでスプーンでよく混ぜます。
夜の間に、それぞれ大さじ1杯ずつほど入れておくと効果的です。

マッサージ・オイル
全身マッサージとフットマッサージ
ベースになるオイル
・(アプリコット・カーネル、スイート・アーモンドなど)…30ml
・セージのエッセンシャル・オイル…15ドロップ
・レモンのエッセンシャル・オイル…10ドロップ
・ラベンダーのエッセンシャル・オイル…5ドロップ
リラックスとストレス解消に最適。

肩のマッサージ
デスクワークが多い人には・・・
キャリアオイル30ml+ラベンダー3滴+ローズマリー2滴+ペパーミント1滴
ストレスがたまっている人には・・・
キャリアオイル30ml+ラベンダー4滴+レモンバーム2滴
顔のマッサージ
かさつく人には・・・
キャリアオイル15ml+ラベンダー2滴+ネロリ1滴(オレンジの花の精油)
油っぽい人には・・・
キャリアオイル15ml+ラベンダー2滴+ベルガモット1滴(ミカン科の精油)

セイフティ・チップス
tip1
高血圧やてんかん、喘息を持っている人、敏感肌やアレルギー体質の人は特に注意が必要です。使用前に医者や、専門のテラピストに相談することをお薦めします。また、妊婦もアロマテラピーは避けた方がいいでしょう。

tip2
エッセンシャル・オイルが口に入らないようにしましょう。

tip3
エッセンシャル・オイルを薄めずに肌に直接ぬるのは厳禁。 すべてのエッセンシャル・オイルがアロマテラピーに適しているとは限りません。ワームウッド(にがよもぎ)やペニロイヤル、 オニオン、樟脳、ホースラディッシュ、ビター・アーモンドなどは十分な注意が必要、専門テラピストによる使用以外は絶対に避けましょう。

tip4
子供はエッセンシャル・オイルに敏感です。とくにペパーミント・オイルは30カ月未満の赤ん坊には使わないようにしましょう。

tip5
エッセンシャル・オイルによるアレルギー反応が起こるのは千差万別です。使用前に必ずパッチテストを忘れないように。

tip6
エッセンシャル・オイルは可燃性です。火の気のあるところに 保存しないように。

tip7
使いすぎに注意。最低必要な量だけ使用しましょう。